北米の樹脂セクターは 2022 年に若干の増加を記録

May 15, 2023

米国化学評議会によると、北米の樹脂の販売と生産は、2022年にともに小幅な増加を記録した。

ワシントンに本拠を置くACCの関係者は、同地域における樹脂の販売と自社使用は年間2.8％増の1,268億ポンドとなったと最近のデータ報告書で述べた。 樹脂生産量は１．３％増の１２５５億ポンドとなった。 これに対し、2022 年の米国の GDP 成長率は 2.1%、カナダの GDP 成長率は 3.4% でした。

販売および自社使用では、高密度ポリエチレンが 2022 年に 7.9% の成長を遂げて先頭に立った。 リニア低密度 PE の売上は 6.3% 増加し、LDPE は 5.1% 増加しました。

同地域の PVC 売上高は 3.3% 増加し、PET、ナイロン、ABS、その他のエンジニアリング樹脂を含む「その他の熱可塑性樹脂」カテゴリーの売上高は 1.8% 増加しました。 2022 年のポリスチレンの売上高は 5.4% 減少し、ポリプロピレンの売上高は 3.6% 減少し、拡張 PS の売上高は 1.5% 減少しました。

生産面では、LLDPEの生産は年間で7.3％増加し、HDPEは2.4％増加、「その他の熱可塑性プラスチック」は2.1％増加、PVCは2％増加した。 この地域の PP の年間生産量は 5.5% 減少し、PS は 4.6% 減少し、EPS は 2.4% 減少しました。

エポキシ、ポリウレタン、フェノール樹脂、尿素、メラミン、不飽和ポリエステルを含む熱硬化性樹脂の 2022 年の売上高は 0.6% 増加し、生産は 0.9% 増加しました。

パッケージングは​​、2022 年の北米樹脂の最大の最終市場となり、市場シェアは 30% となり、輸出の 29% をわずかに上回りました。 次に大きな最終市場 2 つは、消費者/機関向けが 17%、建築/建設向けが 15% でした。

ACC当局者らは、2022年には多くの中央銀行による金融引き締めにもかかわらず、インフレ圧力が「持続し、消費者と生産者の心理や意思決定に同様に重くのしかかっていた」と述べた。

彼らは、地域の樹脂生産の長期的な見通しは「良好である」と付け加えた。 天然ガスを主原料として使用する北米に本拠を置く樹脂メーカーは、「世界の増大する樹脂需要に供給する上で、ナフサベース（原油）原料を使用する国のメーカーと比較して競争上の優位性を維持するだろう」。

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